モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫) : 理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記


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モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)

モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)
ロン・チャーナウ
モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)
定価: ¥ 1,200
販売価格: ¥ 1,200
人気ランキング: 11815位
おすすめ度:
発売日: 2005-07-02
発売元: 日本経済新聞社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

歴史は繰り返す?
金融関係に勤めていない、一般の個人投資家にとって
モルガン、ゴールドマン、リーマンと名前は知っていても
その実態は漠然としたイメージしかわかないと思います。
本書はそのイメージを鮮明に浮かび上がらせてくれます。
1800年代から話は進んでいきますが、現在の出来事と
根本的なところでは変わっていないのが興味深いです。
アメリカのやり方、それにうまく距離を置くイギリス
フランス、ドイツと日本の底力、袖の下を欲しがる中国など。
また、現在の新興国が100年前でも新興国として登場します。
はっきりしていることは、上がったものは下がる
下がったものは上がる、ということでしょうか。
好景気も不景気も、必ず転換する日が来るようです。

手堅い良書
ロスチャイルドやロックフェラーと並ぶ有名なモルガン一族とその金融
帝国について書かれた評伝。
ロン・チャーナウは、鋭さや寸鉄人を撃つような才気はないし、結論も
いくらか中庸なところに落ち着くきらいがあるが、記述態度は公平で偏
らず、関連資料も広範に渉猟し、一方的な道徳的裁断を行うことがない
という点で信頼度の高い作品を書く。
ただちょっと気になったのが文章の流れ。「タイタン」の時には感じな
かったのだが、例えば「AはBである」と書いた後に、Bであることを
表すエピソードが直後に出てく来ず、違う話題を持ち出したり、もしく
はAはBじゃないかのようなエピソードを書いたりしているところが何
箇所かあった。

邦銀必読
同根のJPモルガン、モルガン・スタンレー、モルガングレンフェルについて
19世紀の創業期から今(1989頃、今年までの追補あり)までを書いた本。

メインバンク制度から、なんでもありになりつつある邦銀のここ10年は、モルガンを20年おくれでなぞるかのようだ。

JPM、MS中心に以下の動きは、まさに同じ。
今後どうするかを考えている邦銀勤務者にお勧め。

戦前
大企業取引に特化して、優良企業とのみ取引し、
それら事業会社の資金調達を一社でしきる。
また、倒れたときには救済するのがモルガン商会であった。
事業会社もそれがゆえにモルガンを頼りにし、他との入札などありえなかった。

戦後
事業会社側の内部留保が増えた上、規制緩和でCP等の発行が可能になり、
大企業のモルガン離れがすすむ。
主幹事競争入札、引受手数料自由化でモルガンの収益は低迷。

代替業務として、
・中南米ローン
・M&A斡旋
・買収エクイティ・ファンド
・買収LBO、メザニン・ファイナンス
に傾注していく。

主取引先への敵対買収も辞さず、救済などもちろんしない。

さらにチェースと合併で
中小企業、カードローンへも。

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