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ハリウッド・ビジネス (文春新書)

ハリウッド・ビジネス (文春新書)
ミドリ モール
ハリウッド・ビジネス (文春新書)
定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 10328位
おすすめ度:
発売日: 2001-11
発売元: 文藝春秋
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

この薄さで、この精緻な中身!
新書本のため、中身は、おおざっぱな話でゴシップネタのようなものが多いかと思いきや、データに裏打ちされた具体的な数字等をふんだんに使った、非常に具体的な解説本となっています。
アメリカの映画ビジネスにおける、著作権を巡っての裁判例や、映画資金調達のためのシステムなどが非常に具体的に紹介されています。
翻って、日本のエンタテイメント・ビジネスを考えるにあたり、実務的にもある程度参考になりうる本ではないかと思います。
出来ることなら、新書版ではないかたちでの出版を求めたいところです。

具体的な数字を知りたい人向け
映画活動による社会的経済活動は顕著にメディアを通してあらわれてくるので、特に興味を引くような事柄はなかった。たくさんの例示が細かな数字でもって実態を浮き彫りにしようとしているが、実際はそこはもっと人間くさいところであると思うし、そうあってほしいというのもある。ハリウッドは政治と癒着しているといわれて久しいが、それは単にハリウッドにかぎらず、多くの人に影響を及ぼすものにたずさわるキカイであれば、人間の欲望はそこに集まるし、そういう集まったところをのぞきにいくことはエキサイティングなことである。そんなはてしない人間の欲望をあつかうビジネスだけに、興味はつきないだろう。
この本、実際の映画に関する裏話というか事務的な話というか、アメリカ特有の裁判ごととか、まあそんなものが沢山あるので、その映画の知識をふやしたい人には好まれる、と思う。

部外者には窺い知れないハリウッド ビジネスの実態
著者は、米国在住でエンタテインメントを専門とする日本人弁護士である。
原作権や著作権など映画に纏わる色々な権利とそれらの権利をめぐる関係者間の争い、上映以外の派生ビジネス(レンタル ビデオ、キャラクタ ビジネスなど)、高騰する制作費に対応する資金調達の方法など、部外者にはわかりにくいハリウッド ビジネスの実態が次々と明らかになっていく。
契約社会の米国にしては例外的に、ハリウッドでは口約束が通用し、紛争が起きた場合は関係者の力関係で解決される、というのにも驚いた。
この本を読んだからといってハリウッド相手にビジネスができるほど甘くはないだろうが、映画会社とスター俳優との揉め事などの実例が豊富なので、肩の凝らないエンタテインメント本としても読める。

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