お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす : 理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記


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お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす

お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす
太田 肇
お金より名誉のモチベーション論  <承認欲求>を刺激して人を動かす
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 27289位
おすすめ度:
発売日: 2007-01-04
発売元: 東洋経済新報社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

一読の価値アリ
ちょっと構成はごちゃごちゃしているが、日本では珍しいアイデアの玉手箱みたいな本だ。
筆者は、西欧的な純粋に賞賛を求める心理を「表の承認欲求」、世間の笑いものになりたくないという日本的な心理を「裏の承認欲求」と呼び、実は日本人は口に出しては言わないが「表の承認欲求」へのニーズがあると、じゃあどうすれば波風を立てずにそれを満たせるのかということで、いくつかの方法を提案している。
例えば「従業員をそれぞれの分野でのオンリーワンにする」、「従業員に裁量権を与える」など・・・有益な提案ばかりであり、部下をもっている人は読んで損はないと思う。

ただちょっと思ったのは、そう簡単にこの腐った「裏の承認欲求」の世界を変えられるのかなぁと・・・今の企業、内部での足の引っ張り合いは激しい。生き残りに命をかけてるわけで・・・大部分の会社員の正直な要求は「クビだけは勘弁!」であり、「表の承認欲求」のウェイトは軽い。

日本の組織とモチベーション
「日本に成果主義の人事制度は馴染まない」、という意見に同意する人は多いと思います。成果主義を採用した企業では人間関係が殺伐とし、士気が下がり、心の病気になる社員が出ています。もちろん成果主義だけが原因だとは思いませんが・・・。

でも、日本の組織でメンバーのモチベーションを上げるためにはどうすれば良いのでしょうか。そのヒントになるのが、本書、『お金より名誉のモチベーション論』です。

日本の社会では「出る杭は打たれる」という言葉に表されるように、組織の中で目立つことはタブー視されています。しかし日本人は承認を求めていないわけではありません。日本人が好む承認の形とは、義理を果たし、周りとの調和を保つといった「裏の承認」です。

本書では、「裏の承認」欲求を満たすための考え方や具体例が挙げられていますので、経営者や人事関連の仕事をされている方には一読の価値があると思います。


日本社会の異質性についてのヒントとなる良書
外資系企業で働く際に、大きく戸惑うのが、外国人社員と日本人社員の考え方のギャップでしょう。文化的に異質であることは容易に理解が出来ますが、日常の振る舞いにまで影響を及ぼす何か、が何であるのか、今までずっと腹に落ちていませんでしたが、本書を読んでモヤが晴れました。

外国人のほとんどは、表だった賞賛を期待するのに対し、日本人の多くはそうではありません。そうでない何か、が「裏の賞賛」だと本書は解説します。そう考えると、日本人はなぜ仕事も無いのに上司が帰るまで帰らない(帰れない)のか、が明確になります。

これは古くは江戸時代の連帯責任や、村八分といった思想に連動していると思われますが、こういった政策が、日本人の裏の承認というマインドを醸成したのか、そもそもこういったマインドがあったからこのような政策が実現したのか、と言う点について新たに疑問が生じてきました。

とはいえ、マネジメントとしてこのような考え方を理解することは大変有益でしょう。できれば英訳をして日本人をマネージする外国人に読んでもらいたいと思いました。

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