神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫) : 理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記


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神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
稲尾 和久
神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
定価: ¥ 730
販売価格: ¥ 730
人気ランキング: 7932位
おすすめ度:
発売日: 2004-12
発売元: 日本経済新聞社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

美しい心に感銘
 プロ野球好きの喜びとは何だろう。ひいきチームの勝利?必ずしもそれだけではない。自分には到底及ばない能力を持った男たちの超人的な仕事を目撃し、夢を見ること。それこそがファンとして最高の喜びではなかろうか。先日の「神様・仏様」こと鉄腕・稲尾さんの訃報に、ふとそんなことを考えた。
 シーズン42勝、20連勝、土壇場からの日本シリーズ4連勝と自ら放ったサヨナラホームランなどなど、おそらく、稲尾さんほど印象に残る仕事をし、多くのファンを幸せにしたプロ野球選手はいない。
 当時は日本中がよりよい生活を求めて向上しようと燃えていた時代。今は練習環境や道具の向上で、打者のレベルが当時とは比べモノにならないほどアップし、相手が下位打線でも投手は手を抜けない。時代が違う。そんなことはわかっているが、わかっていても稲尾さんが残した数字は、ため息が出るほどまぶしい。何より勝率の高さが、エースとして信頼を集めた所以だ。
 しかし、これらの数字よりも印象に残ったのは、稲尾さんの心の美しさだ。三原監督の保身によるものでもあった酷使にも、彼は「いつも喜んで投げた」という。プロ野球人生を太く短いモノにした酷使を恨む様子など全くない潔さ。そして、ある日見た夢を実行に移そうと、風呂で右手の指を伸ばし続けた純真さ。肩を痛めてからの経験を「尊い」と言い切る器の大きさ・・・。
 今、彼のような心根を持った選手は、どれだけグラウンド上にいるのだろうか。ほとんどいないとすれば、プロ野球の前途には悲観的にならざるを得ない。


熱かったニホンを思い起こさせてくれる本です
これは、伝説の「鉄腕」稲尾和久氏の自叙伝(日経新聞のシリーズ「私の履歴書」)
というカタチを借りた、昭和30年代の熱きニホンの記録だと思います。

プロ野球、野武士軍団西鉄ライオンズで数々の「クレージー」な記録を打ち立てた
鉄腕投手が、九州の漁村から、何も判らず福岡に出、豪快で個性的な同僚、ライバルと
切磋琢磨していく姿、そしてそれを取り囲む世情、ファン、昭和の熱気・・・朴訥とした
筆致の中でも伝わる「熱いもの」を、今正に自分自身が失っている、と感じさせられ
ました。

元気をなくした人、ちょっと悩んでいる人、そんな人にも元気と熱い心を持たせて
くれる・・・それに、小賢しい人生訓も何もないので、読み易い本ではないでしょうか。

「20勝で不振」という男の物語です
「1シーズン42勝」「日本シリーズで史上初の3連敗後の4連勝」等々の金字塔を打ち立て、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれた大投手の「私の履歴書」に掲載された自伝です。
印象深かったのは、「10勝を20年続けたって、勤続表彰はしてもらえても、『神様、仏様』とは呼ばれなかっただろう」し、「疲れていても、ファンの稲尾コールが起これば、喜んで投げた」という述懐。そして、朝まで飲んでいても、ケロリと試合に出場し、豪打をかっ飛ばした野武士、西鉄ライオンズの面々のエピソードの数々。その底流には、今の野球、そして、今の日本が忘れかけている「熱いもの」が確かに流れていました。
残念ながら、リアルタイムで西鉄全盛期とその時代の空気を経験していないのですが、少しでも、その雰囲気に触れられ、もう少し頑張ってみようと思わせる本です。

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