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ビジネスの“常識”を疑え!

ビジネスの“常識”を疑え!
遠藤 功
ビジネスの“常識”を疑え!
定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
人気ランキング: 64576位
おすすめ度:
発売日: 2007-04-19
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

要するに
要するに「猿まねはだめよ!」ということ。

本書の60個の「ビジネスの常識」のかなりの部分は、現時点での「一般論」である。
しかし、自分の仕事が「そうすればうまくいくか」は別問題なのだ。
自分の仕事の分析もせずに、やみくもに本書に限らず「ビジネス書」の言うとおりやって、うまくいくはずはない。
むろん、「この逆をやればいいのだろう」と開き直っても、当然うまくいかない。

まずは「ビジネスの常識」を理解する。次に自分の仕事にあてはめて、変えるべきところは変えてみる。
その結果を評価する。結果がよければ継続し、悪ければ直す。
むろん、評価基準と評価期間をあらかじめ決めておかないと、正しい判断はできないが。

最低限の常識は必用
1990年代を「失われた十年」と呼ぶことがある。平成大不況、就職氷河期に当たる。
かつての「日本式経営」は完全に否定され、欧米流のグローバルスタンダードを無批判に受け入れることが「正しい」という意見が幅を利かせた時期でもある。

本書の60個の「ビジネスの常識」のかなりの部分は、過去の日本式経営への決別と欧米流経営への転換である。
本書では「ここにあげた60個のビジネスの常識」を無批判に受入れ、実行することがどれほど危険かを、具体的な例をあげて解説している。
ただ、注意しなければならないのは、対象となる読者が「ここにあげた60個のビジネスの常識」を多少なりとも知っていることが大前提なのである。
本書で著者が本当に言いたいのは、この「60個のビジネスの常識」を盲信することでも、逆に完全に否定することでもない。この「60個のビジネスの常識」を最低限の知識として理解した上で、現在直面している課題を解決するのに役立ててほしいということである。

本書の最後に書かれている5つのポイント。5番目は「自分の『主観』を最優先すること」。
全く、同意見である。

特に大学生、若手社員にお薦めの本
遠藤功さんの新書。ビジネスの常識とされていること、たとえば、多品種少量生産は儲からない、POSデータを使えば顧客の動向はつかめる、在庫は少ない方がよいといったこと60テーマについて必ずしも正しくないことを事例を交えて解説している。ズバズバと切り捨てていくところはなかなか爽快な一方、テーマが多すぎるために1テーマごとの中身が若干薄くなっているのが残念。この本を通じて遠藤さんが一番語りたいと思われることが「おわりに」に5つのポイントにまとめられている。(1)貪欲に勉強して、まずは常識を学ぶ、(2)学んだ知識をベースにして、自分の頭で「考える」「判断する」ことを常に意識する、 (3)「二次、三次情報」ではなく、自分の五感で集めた「一次情報」を大切にする、(4)データは「事実の一部」にすぎないと理解する、(5)自分の「主観」を最重視するという5つである。特に若いうちはまだまだ経験も自信もなく(2)以下がなかなか実感として理解しにくいが、的を得た大事なアドバイスだと思う。

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