金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか : 理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記


理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記Top >  価値ありのビジネス情報 >  金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか
ハンス アビング
金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか
定価: ¥ 3,570
販売価格: ¥ 3,570
人気ランキング: 12035位
おすすめ度:
発売日: 2007-01-01
発売元: grambooks
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

感想として
2007年6月6日に京橋プラザで行われた同名のシンポジウムで訳者が「今、このシンポジウムで疑問に思った事は総てこの本に書かれています。」というので・・質問をせず購入し読んだのだが・・今日までかかってしまった。遅れた理由は、解っていても理解したくなかった出来事を端から突かれているこの丹念さ・・この一言につきる。(要するに途中で何度もめげた。)
著者はオランダ人アーティストであり経済学者。この「分析」と「思い」は本当に丁寧で素晴らしい。オランダを中心に活動しているらしく この本の中にも「日本は除外する」と書かれている。・・が その辺は丁寧に訳者があとがきで分析してくれている。(この分析も丁寧)
余談になるのかもしれませんが・・そのシンポジウムで画廊の人が「大学を卒業したファインアート系の学生(油絵、日本画、彫刻)の就職率は6%だ。」と何処に根拠があるのか判らない数字を出していました。(しかし、僕も含めた多くの人が「ああ・・やっぱり」と思ったのだけど・・)この6%の人たちが就くような職業はこの神話のために成り立っているのではないでしょうか?美術大学、予備校、画廊、画材屋、美術館・・。
まあ・・ともかく 訳者も提出しているような可能性を また、提出してない可能性を是非 読者に提出して頂きたい。・・切実に思う訳です。
あっ・・欧に留学していた友人が「欧で美術をやっていると存在を認めてくれるけど・・日本に帰ると無視されている気がする。」と言っていましたが・・そのような事も言及しています。是非 一読を・・。

文化政策って何のため?
筆者はアーティストと経済学者という二束のわらじを履いているオランダ人。
ヨーロッパの文化政策の現状を中心に、「なぜ政府は芸術を支援するのか」を
ブルデューの文化資本論を援用したり、スロスビーの文化経済学に挑戦したりしながら
経済学者としての立場とアーティストとしての立場から語っています。

異なる立場から逆のことを言っていて混乱することもありますが、「10階から眺めてみると」
というフレーズが多く登場するように、芸術が神聖化されお金の流れに口出ししにくい
現状を冷静に捉えています。

公共部門が芸術を支援することにより、芸術の経済が例外的になる問題など、
ヨーロッパの芸術支援が元になっているため、日本ではまだそこまで到達していないよ、と
羨ましく思える一面もありますが、公共部門と芸術の関わりについて、一読の価値アリです。

関連エントリー

理恵のアフィリエイトで結果を出すまで日記Top >  価値ありのビジネス情報 >  金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか