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志は起業を呼ぶ

志は起業を呼ぶ
玉置 浩伸
志は起業を呼ぶ
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 199244位
おすすめ度:
発売日: 2006-05-30
発売元: ファーストプレス
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ビジネス上の成功を成し遂げた著者の中間報告、むしろ今後が楽しみ
GDOを株式公開に持ち込んだのは、玉置氏の功績が大であったということに異論はない。
その一方で、公開後比較的早い段階でGDOを去ったことで、本人がやりたかったのはGDOという事業ではなく、Ventureのスタートアップ及び成功なのであったのかと思い当たる。
自分が興した事業に長期間(最低10年)コミットするのか、次々に新しい場を求めるのかは、個々人の生き方であろう。

本人の体験談により、事業力の見極めと粘り強い実行力が重要であることが改めて認識させられる。この本を読んで、更に深く経営というものを考えたい方には、冨山和彦氏の会社は頭から腐るの一読を薦める。

参考になった箇所は以下の通り、
→目的の重要性
 「何のためにビジネスを始めるのか」「何を成し遂げたいのか」という揺るぎない目的を明確化する
 「目的」とは、必死の努力を傾けて初めて一筋の光が見えてくるような遠大かつ壮大な青写真
 「目的」が定まったら、次に、そこに至るまでの階段である「目標」を決める


→諦めない
 必死になって努力し、諦めずに前進し続けていれば、困ったとき、苦しいときに、必ず助け舟を出してくれる人が現れる

→使命感
 自分にしかできない仕事があり、それが世の中のためになるという信念があれば、使命感は自ずと湧き上がってくる。

→尊敬できる人格
 自分や相手の役職で態度を変えるのではなく、等身大の人間として付き合う

→事業計画策定
 事業の前提となる仮定をすべて1ページにまとめる
 事業活動に関する仮定から売上が導かれる過程を示すワークシートを1枚作る
 収益項目と費用項目は分ける
 きちんとしたものを作ることにより、「仮定した事項」「努力でどうにかなる事項」「事実」がはっきりし、何に向かって走ればいいのかが分かってくる。
 記者が取り上げやすそうなネタ・ストーリーを用意する

→正直さ
 本当に困ったときは正直に誠実に対応する
 必ず登る道はある。頂に立つためには、それを信じ、ひたすら登っていくしかない。

→取締役兼COO
 マーケティング、eコマース、システム、広告

→リーダーの役割
 自分たちがどこに向かっているか、目標を示すこと
 問題を解決すること
 業績が上がれば、部下のおかげと言って、部下を褒める
 
→リーダーの条件
 明るく、前向きに、逃げず、知ったかぶりせず
 やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば、人は動かず by 山本五十六

→管理職
 管理しなくてもいい部下を育てる
 人を育てる際のコツは原理原則、ものの考え方を教えること

→ウェブ
 ウェブマーケティングは非常に幅広い概念である。
 何か一つやればよいというものでは決してなく、すべてをやらなければならない。

→カリスマ・マーケターの発想 PDCA
 とにかくテストをして、その結果しか信じない。
 マーケターの勘だとか、経験などというものはまったく重視されない。
 ただ粛々とテストを繰り返し、その結果を信じるだけだ





仕事の現場で話を聞くような臨場感
まるで仕事の現場で知り合った人物から話を聞いているような臨場感がありました。
単なる“読み物”のような“お話し”ではないだけに、エキサイティングな“物語”でないだけに、納得する内容でした。つまり、取引先の経営者から直接会社の設立時や抱えている問題、その問題点に対する対処方法をどう考えているのか、などを何処かのスターバックスで珈琲を飲みながら、あるいは夜の六本木で飲みに行く前に食事をとりながら聞いている、なんていう状況で現実に聞いているかのような気になります。よくある立身出世話の内容でなく、実質的な普段の話だけに臨場感があるのだと思います。韓国で「ケーキ屋」を計画している私にとっては、まさに参考になる一冊となりました。

情熱が伝わってくる本
90年代前半のシリコンバレーを知っている私にとっては、とても懐かしく、かつワクワクする描写が目白押し。ITの最前線を突っ走ってきた著者の躍動感ある文字が、先を読みたくさせる。その著者が、なぜケーキ屋さん? 読んでみて、その理由がちょっとわかった気がした。おそらく紆余曲折があっただろうに、事業に対するひた向きさが伝わってきた。ぜひ、大企業の管理職にも読んで欲しいと思う。でも、わかんないかも…。

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