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Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか

Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか
ティム・バーナーズ-リー
Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか
定価: ¥ 2,520
販売価格:
人気ランキング: 284781位
おすすめ度:
発売日: 2001-08-24
発売元: 毎日コミュニケーションズ
発送可能時期:

今でこそインターネットは手軽に欲しい情報を手に入れられるメディアとして普及しているが、ひと昔前のインターネットは今ほど簡単で便利なものではなかった。そんなインターネットを劇的に変化させたのは、世界中のネットワークをクモの巣のようにつないだワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の登場によるところが大きい。WWWはもともと、ティム・バーナーズ=リーが提案した「グローバル・ハイパーテキスト・プロジェクト」が発展したもので、バーナーズ=リーは後にWebブラウザを生みだしたほか、その基礎となるプロトコルを規定するソフトを作成するなど、近年のインターネット技術に大きく貢献している。 本書は、WWWの生みの親、ティム・バーナーズ=リーが、Webの成立の歴史や今後の発展方向までをつづった1冊。前半ではまずインターネットを語るときに欠かせないHTML言語やブラウザが誕生するまでの経緯など、Web成立の歴史を自叙伝風につづっている。そして後半では、Webを駆使したビジネスや、Webの検閲問題、プライバシーの問題、マイクロソフトのブラウザ問題など、Webの今後の発展に対する懸念や問題点などに触れている。インターネットを変え続けるWebの思想家、ティム・バーナーズ=リーの視点を通して、インターネットの起源やその発展の歴史、そして未来へのビジョンに触れることができる画期的な1冊。(近藤大介)

Web誕生の瞬間!
 読み終えて、すごく心があったかくなる本です。


 この本、適齢期になった「ハイパーテキスト」と「インターネット」を結婚させ、

 HTTP、URI、HTMLによって、

 Webを最初に作られたティム・バーナーズ-リーさんの本です。


 インターネットそのものは、1970年代にはあったものの、

 現在のようなブラウザを利用して、ハイパーテキスト上のリンクをクリックするしかけを

 作り、World Wide Webと名づけたこと。


 ただWebの歴史が、善意によって順風満帆に進んだわけではなく、みなさんご存知のように、

 マイクロソフトがOSにIEをバンドルして発売しようとし、独占禁止法で訴えられたこと・・
これは「媒体とコンテンツの分離」の観点からいうと、
 特定のブラウザを利用することによって、バイアスのかかった特定のポータルサーバーや
検索エンジンを利用させられてしまう危険性にもつながっていること。
 このことは、現在のグーグルの検索エンジン一人勝ちの危険さも示しています。

 ティムさん、本書を一貫して、人間と社会への善意を持っている点、
 共感しました。

最初のWebブラウザを作った男の物語
 最初のwebブラウザを何のためにどんな人が作ったのかが明らかになる一冊です。Netscape社のジム・クラークやMosaicを作ったマーク・アンドリーセンも巨万の富を得たのに、筆者はほとんど報酬を得ていないのが、少し哀愁を感じます。それでも、筆者は清貧に価値を見出して人生をエンジョイしています。
 本書は図表や写真が一切なく、テキストだけです。おそらく原著もそうだったんでしょうが、見かけも記述も淡々としています。これは筆者の人となりにも関係しているのかもしれません。
 冒頭は自伝的内容、前半はwebブラウザの創生ストーリーで面白く読めました。しかし、中盤以降は話題がそれてしまい、読み飛ばしてしまいました。実は、本書の前半はよく校正されていて読みやすいのですが、中盤以降は誤字・脱字が目立ち、あきれてしまいました。これも読み飛ばした理由です。せっかくの良書だけにずさんな校正が残念です。

Webの創世期が分かる
Webの創世期の様子が詳しく分かる。あくまで技術的にWWWの世界をどう設計し構築したかにこだわっている。世紀の大事業というのに淡々としている。ところで、人間には2つのタイプがあるようだ。同じチャンスにであっても表舞台で金を掴むか、楽屋裏で清貧に生きるか。『デルの革命―「ダイレクト」戦略で産業を変える』を同時に読んだので、著者とデル社創業者との決断の違い・性格の差を感じる。それにしても少し不公平、「ノーベル賞でもあげたいね」と思うのは私だけであろうか。

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