ネット心中 (生活人新書) : 流行の情報発信中


流行の情報発信中Top >  すごいネット情報 >  ネット心中 (生活人新書)

ネット心中 (生活人新書)

ネット心中 (生活人新書)
渋井 哲也
ネット心中 (生活人新書)
定価: ¥ 714
販売価格: ¥ 714
人気ランキング: 239191位
おすすめ度:
発売日: 2004-02-11
発売元: NHK出版
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

道具としてのネット
基本的な構成としては、第1章で、ネット自殺を試みたものに対する取材、第2章、3章でネット自殺の歴史、連鎖などの概要、第4章で自殺サイトの中で行われていることが書かれ、第5章でその防止策の提案となっている。
先日も事件があったりして注目されるわけであるが、この書を読んで私が感じたのは、「自殺サイトも基本的には普通のHPと同じ」ということ。無数のサイトが存在して、事件報道などを契機として爆発的にヒット数が増えたり荒らされたり・・・。HP中でのやりとりも、自分の作っているHPを介して行われるものと大差ないという印象だった(私のHPは自殺サイトじゃないですよ(笑))。
これを読んでいると、「ネット自殺」の根本的な問題は「ネット」でないことは良くわかる。たまに「引きがね」となることはあるが、基本的に「ネット」は道具であり、時には心中相手すら道具となる。ネットをなくせば良い、ただその場で止めれば良い、というのがいかに無意味なことか思い知らされる。
関係者の取材などが、(深く掘り下げられてはいるものの)決して数量として多くないことと、防止策の提案が型どおりのものが軽く流されてしまっている点は残念だが、考えさせられる内容ではある。

「死と生」のはざまにゆれる生の声は
2004年9月、ネットで知り合って集団自殺するという事件が再び起こった。
昨年のネット心中の多発で、一時、ネット内の自殺系サイトはどんどん閉鎖されていったが、また、いつのまにか増殖していたらしい。
(集団自殺に使われた掲示板が10月現在も残ってた)
この機会に、かねてから気になっていた、この本を読むことにした。
まず広く生の声が集まっているのが興味深い。
とりわけネット心中の志願者たちの話は、現在も「死と生」のはざまにゆれ、そのバランスをとりかねて苦しんでいる姿を感じ、身につまされた。
著者が、「ネット心中」や相手を頭から否定せずに、彼ら自身の話を素直に聞こうと徹したから、本音が引き出せたのだと思う。
また「ドクターキリコ」や「完全自殺マニュアル」など、事件当時にあまりにも騒がれすぎたものに関しても、検証しなおしている。
インターネットと自殺について、改めて考えさせられた
悪者にされすぎているネットだが、逆に自殺を抑止する力にもなってることを再確認した。
最後の章は「ネット心中を止めるには」になっている。
個人的には、この部分が広く浅くになってしまってるのが残念だ。
有益だと思える提案もなされているが、もう一歩踏み込んでほしかった気が強くする。
でも全体的に、読んでなるほどと思える点が多く、参考になった。
私はメンタルヘルスに少し携わっているので、今後、何かの形で活かせたらと思う。

頭先行
学者気取りで話にならない。

関連エントリー

流行の情報発信中Top >  すごいネット情報 >  ネット心中 (生活人新書)



PRリンク

カテゴリー